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カエルとサクラキチ


by goldfrog1103

読書

台風の影響で 1日中雨です。
こういう時は読書ですね。
最近図書館で借りてきた本です。
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石田波郷随想集

なぜこの本を借りたのか、思い出せないのです。
あるブログで 石田波郷に感じ入っている というようなことが書いてあったので 図書館の在庫を調べたような記憶ですが。
彼は愛媛県生まれ 松山中学を卒業後、水原秋桜子門の五十崎古郷に師事、客観写生を学ぶ。
「ホトトギス」から「馬酔木」に投句・入選 といいます。

「鷹」という中で 1937年東京では 鷹が飛び 肉屋の店員が精肉を投げると それを食べた
というようなことが書いてあります。
1937年は 私の生まれる2年前です。鷹が東京に居たというのが驚きですね。高く飛んでいる鷹を市民が見ているという情景が面白いですね。
「柴又帝釈天門前」では かわらない草団子の匂いと味、1年中使うヨモギはどこから補充してくるのか。房州の山と山の間の日だまりでは寒中でもヨモギが採れる。など 興味深いことが 細密画のように 豊かに描かれているのです。表現力が深いですね。

最後に彼の句を挙げて 読書感想文を終わります。
 
  今生は 病む生なりき 鳥頭 
by goldfrog1103 | 2012-09-19 03:45 |